2011年8月7日日曜日

”ZABADAK FAN MEETING in 郡上八幡”で演奏したこと

mixi日記と同じものですが、折角なので投稿します。

もう1週間経ちますが、今年も郡上八幡の照明寺ザバダックライヴに行ってきました。
今年は照明寺ライヴの記念すべき15回目(16年目)ということで、ライヴの前にファンミーティングというイベントが企画され、そこでファンが本人の前で演奏するという、なんとも恐れ多い機会を頂きました。

その記録です。とりあえず、自分たちの演奏分だけでも書いておきます。


◆5dl(5デシリットル)について

メンバー:ゆみ(うた)、ぼろんじ(ギターとコーラス)
演奏曲:『悲しい夢なんか見ない』(『はちみつ白書』より)

元々5デシリットルは、遊佐未森カヴァーバンドの最高峰”23センチ”さんの前座ユニットとして、済し崩しに結成された夫婦ユニット。

今回は準備期間も少ないし、あまり気合いを入れるのもイベント的に空気読めみたいな感じに違いない、ということで、レパートリーの中から演奏慣れした『悲しい夢なんか見ない』を選んだ。
ゆみさんの声がすごくハマってて、2番の間奏後半から6/8拍子で突っ走るアレンジが気に入っている。


◆ゼンマイラムプについて

メンバー:
タミィ(ヴァイオリン)
きの(アコーディオン・ユニット紹介)
ぼろんじ(ギター)

演奏曲:『クロアゲハ』(『平行世界』より)
『A DAY』をユニット紹介時のBGMとして演奏

2009年に結成された、ほのぼのプログレユニット。
準備期間が少なければ少ないほど、鍵盤とヴァイオリンにかかる負担が大きくなるという性質を持つ。基本的に演奏のなすり付け合いだが、大体の場合被害者は鍵盤奏者。MCはヴァイオリン奏者。完璧!

今回はmixiコミュでの打ち合わせ段階で、演奏場所が河原でバーベキューな感じなので、『十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出してい (略)』がいいんじゃないか、という雰囲気だった。しかし1週間前に合わせてみたところ、どうも『クロアゲハ』の方が格好いいしまとまるんじゃないか、 じゃあと数日、なんとかやってみよう、いや、やってみてよキミタチ! になった私の中で。
そして彼らは、数日の間にかなり仕上げて来るのである。素晴らしい。

どうしても休日って感じの『A DAY』をどっかに入れたかったので、『クロアゲハ』の前に、演奏しながらユニット紹介タイムを設けるという、「演奏は1曲だけ」というルール上でグレーなやり方を選んでしまったことは、すこしやりすぎたかな、と反省している。
半ば無理矢理ユニット紹介を頼んでしまったきのさんに、感謝の意を表します。そして、いつもぞんざいに扱ってしまって申し訳ないっす。いや、なんでもできる人だから、つい……。


◆感想など

演奏直前は極度の緊張状態にあり、正直バーベキューどころではなかった自分。
演奏スペース右手の最前列に吉良さん、左手に小峰さんがいらっしゃるのはわかりましたが、演奏スペースに入るときには自己防衛本能がその存在を必 死に忘れようと働いていたようで、実際意識の表層では、ご本人の前で演奏している、ということになっていませんでした。演奏している時は、楽しんでやって います。
ただ、心は落ち着いていても指が動かない、というのはいつものパターンで、指が目一杯開くフォーム(『クロアゲハ』AフォームでF/E♭とか)はろくに押さえられんかったのが心残りです。

うれしかったのは、5デシリットルでもゼンマイでもそうですが、弾いてるとき視線を落とすと、吉良さんの足がリズムを刻んでるのが見える。あれはうれしかった。

あと、『クロアゲハ』の後、皆さんに頂いた拍手と一緒に吉良さんが「先越された!」と叫んだこと。これは最高の賛辞でした。今も耳に残っています。
それだけで胸いっぱいだったのですが、ゼンマイラムプはカヴァー下り大会の「優秀賞」的なものを頂戴し、その上照明寺ライヴのMCでも一言言及して頂いて、歓喜の針が振り切れ、もうそれは夢のようでした。

吉良さんに憧れてギターを始めて7年あまり経ち、演奏技術はあまり向上していないのですが、こういう経験をさせて頂いたことは、ファンとしても、ギター弾きとしても、無上の喜びでありました。

今度吉良さんに認識してもらう時は、それなりにギターの弾ける男になっていたいものです。